定年退職するまでにあなたの会社はつぶれる心配はありませんか?
つぶれることはないけれど、事業がだんだん衰退していくのではないか。
そんな心配をしたことはあるのではないでしょうか。
みなさんが働く「会社」は、極めて生き物に近い存在です。
会社は栄枯盛衰、誕生しいずれ消失するサイクルを辿ります。
(ごく一部、半永久的に存続する会社もありますが。)
はたして会社が栄枯盛衰どのフェーズにいるのか考えてみましょう。
日本という平和的先進国
我々日本という国は、高度経済成長期に経済規模の拡大を実現した後、世界的にも有数の先進国として、安定した成熟期を迎えることができました。
(社会保険制度、社会インフラが十分に整った豊かな時代ということです。)
その後、企業は内部留保を溜め込み、TOPIXはバブル以降全く成長しなかった。
豊かになった日本は、これ以上の発展をすることなく、結果として衰退を招きました。

企業の成長サイクルは上図のような概念として表すことができます。日本の大企業はほとんど成熟期あるいは衰退期にあるといってもよいでしょう。
拡大期に分類されそうな企業は、ファーストリテイリング、ニトリではないでしょうか。
このような会社に所属することができれば、どんな仕事だろうと将来的な昇給は見込めるでしょう。
年次が高くなるにつれ、自分自身の成長と企業の成長の2重取りができるからです。
(上りエスカレーターを歩いて上るようなものです。)
逆に、衰退期の企業では、いくら頑張って働いても給料は伸びません。
(下りエスカレーターを走って駆け上がるようなものです。)
衰退期は外部環境のイノベーションによって発生し、
既存のビジネスモデルが、新しいビジネスモデルによる価格破壊によって利益が出なくなるからです。
創業期の会社は、ストックオプションを含めて相当な報酬を手にする可能性がありますが、赤字が続く場合や倒産といったリスクが高くつくので、いわゆる博打です。
アントレプレナーにとって、情熱を持ち続けることが事業継続の唯一の武器です。
イノベーションによる新興企業に関する考察はこちら。⇩
やはり最も良いものは、安定して稼ぐことができる事業を抱えつつ、さらに他分野への投資で業績を向上することができている企業です。
これは、株主という立場でも同じと言えそうです。
ベストな投資方針を提案している記事はこちら。⇩
ちょっと考えてみよう
「同じ会社にずっと留まること」は、日系企業で働く社会人のリスクです。
大企業でさえ、10年後、20年後に存続しているか判らない趨勢だからこそ、
どこでも働くことのできる能力や経験が求められるのです。
もちろん、大企業だからこそ学べることもたくさんありますよ!
- 企業が自社のビジネスを拡大しているか(売上高、利益は増えているか)
- 競合他社はビジネスを拡大しているか(市場全体が伸びている産業なのか)
- 企業の成長サイクルの中で、どの位置にいるのか
結論、衰退期にある企業で働くことは避けよ、ということです。
今回参考にした書籍です。


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