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イノベーションは消費者に恩恵をもたらす!

投資

人間はしばしば期待しすぎる、もしくは絶望しすぎる傾向にあるようです。

自動運転、クリーンエネルギー、VR、ヒューマノイド、IoT、etc…

つまり、こんなキーワードを聞くと、
科学技術がすばらしい未来を劇的に作り出す、と過剰に想像してしまうのです。
(実際は、長期間かつ地道にイノベーションを進めていくのです)

その過程で、多くの企業が輝かしい未来(と利益)の実現に向けて奮闘し、し烈な生き残り競争が始まります。

最終的に世間の注目を浴びるのは、ほんの一握りの生き残った企業であり、
その裏で多くの企業が吸収や廃業といった結末を迎えていることをご存じでしょうか。

企業淘汰の必然的な流れ

何事も先行者利益というものがあります。その後、競合他社が参入し、価格競争が起こります。
市場拡大に失敗した企業は撤退し数社が生き残る、という現象は、どの業界においても起こっています。

最近ではQR決済サービスの競争が激化し、origamipayという会社は淘汰されてしまいましたね。
覚えている方はいらっしゃるでしょうか。

現在の主要なQR決済サービス事業は以下の4つでしょうか。

  • ソフトバンクやZホールディングスを背景に持つpaypay
  • ドコモが母体のd払い
  • auが展開するaupay
  • メルカリが事業拡大を狙うメルペイ

ある一つの業界で生き残る企業の数は、2~4社と言われています。
高度経済成長期に国内自動車メーカーは20社以上あったそうです。それが今では…

シーゲル先生は、このように記述しています。

各社の投資判断は、個別にみれば、コスト効率を改善するのだから合理的と思える。だが全体的にみると、各社の投資が互いに効果を相殺しあうわけで、少しも合理的でない(パレードの見物人が、それぞれの眺めをよくしようと、みんなで背伸びをするときとおなじだ。)投資が一巡するころ、全員が資金を注ぎ込み、リターンは以前と変わらず低迷している。

株式投資の未来 p.122
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イノベーションは消費者のもの

ドットコムバブルを経て、世界中の人がインターネットを使えるようになったが、
インターネット企業に投資した投資家は、散々なリターンとなった。

投資家が注ぎ込んだ資金は次々と設備投資に注がれ、設備投資が利益に結び付かないほどにまで増幅してしまいました。気づいたら企業は赤字垂れ流し。

お金をドブに捨てたようなものでした。

しかしインターネットが普及したことで、私たち消費者はネットで簡単に株式を買うことができるようになりました。昔はブローカーを介して株式を買っていたので、仲介手数料がかなり高くついてしまっていました。

企業は最新技術によるビジネスを競い合うことで、結果として消費者はイノベーションの恩恵を受けることができるのです。

歴史は繰り返す

大規模金融緩和で金余り状態となった株式市場で、2020年テスラは株価が約7倍となりました。
クリーンエネルギー株にも注目が集まっていて、資金が流れています。

自動運転、クリーンエネルギーは、競争が激化してゆくでしょう。

今はバブルではない。
バブルでなくとも、イノベーションが未来を切り開くと期待され、資金が流れ始めているのではないでしょうか。

その期待は、投資家として独占的な利益を享受できる期待なのか、

はたまた、消費者として自動運転による安全安心な暮らしに対する期待なのか、

それぞれ分けて分けて考える必要があるかもしれません。

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