波乗りトミーです!
今回は、真面目に投資のお勉強してみました。
ズバリ、ランダムウォークな株式市場でレバレッジETFは本当に有効なのか。
早速検証してみましょう!
インデックス投資とランダムウォーク
まずは、インデックス投資の利点。
- 銘柄分析する必要がない
- 下落しても安心してナンピン買いできる
- 長期的にアクティブファンドを上回る運用成果
- 売り時を考えなくてよい
- ほぼ確実に複利の恩恵を受けられる
つまり、最強です。笑
お金が大好きで欲張りな私は、
みんなが長期的にS&P 500は上昇すると信じている(過去実績も実証済み)なら、
もっとS&P500に陶酔したら運用成績上がるんじゃない…??
そう考えてしまいました。笑
そしてレバレッジETFを大量保有するに至っています。
レバレッジETFの登場
レバレッジETFの魅力は、株式を買う感覚で手軽にレバレッジがかけられること。
上昇期には十分すぎる利益を手にすることができます。
一方で、信託報酬が1%と高いこと(VTIは0.03%)、ボックス相場で利益が目減りすることが難点です。
また、チャートの行方が気になる人は、暴落時に心配で落ち着かなくなることでしょう。
狼狽売りなんて行為に出てしまうかもしれません。
過去のSPXL(S&P500の3倍レバレッジ)のチャートはこんなかんじで推移しました。

こちらはS&P500のチャートです。

5年分のデータを切り取ったところ、
S&P500は2000から4000へと2倍に成長していますが、SPXLはざっと4倍ぐらいになっています。
3倍のレバレッジをかけているものの、上昇と下落を繰り返すためにS&P500の3倍の運用成績を出すことができないのです。
それでも、2019年はS&P500を遥かに上回る成果をあげました!すばらしい。
上昇と下落のトレンドはどうだったのか?
2019年では年間営業日251日のうち、以下の傾向がありました。
S&P500の1日の上昇率を0.5%ごとに分類すると、上昇日の数が多いのです。

- 上昇日149日 > 下落日102日
- 上昇日のうち0.5%以上上昇した日の割合46% > 下落日のうち0.5%以上下落した日の割合39%
上昇する日が多ければ、SPXLはどんどん伸びていきます。
また、わずかに下落した日の後、大きく上昇する日が多ければ、上昇日と下落日が同じ数でもSPXLは大きく伸びていくでしょう。
試しに2017年、2018年のデータも取ってみました。


やはり、上昇日は下落日よりも多いことがわかりました。
上昇日が多ければ、SPXLを買うことが資産形成最短ルートのような気がしませんか?
しかし、2018年のチャートを見てください。
SPXLは大きく下落する1年になってしまいました。(VTI:-7%、SPXL:-30%)
原因は、年後半に調整が入ったこと。マイナスの下落日が続いたからです。
株式市場の気まぐれなランダムウォークによって、
下落日が続いてしまうと、それまで積み上げた含み益が一瞬にして消えることがあります。
上昇日が下落日より多くても、上昇日と下落日の順番が変われば成績は大きく変わるかもしれない…?
ランダムウォークは自分自身の力ではどうにもなりません。
そこで、過去のS&P500の日次成績から、
上昇日と下落日をゴチャゴチャに入れ替えた場合、運用成績はどう変わるのか検証したいと思います。
次回、ランダムウォークに翻弄されるSPXLの巻!


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