前回に引き続き、レバレッジETFの爆益の可能性を追求していきましょう!
〜その1〜を読んでいない方は、まずこちらからご覧ください。⬇︎
まずは2019年のS&P500推移、日次の上下動の確認。
2018年最後の営業日(0日目)の終値を100としています。


ランダムウォークさせてみた
株価は毎日上昇したり、下落したり、とても落ち着きのないものです。
上の分布図を見ると、0%〜0.5%の上昇を記録する日が多いことがわかります。
このおかげで「最高値更新!」となるのですね。
実績では、営業日100日目付近で調整が入り、営業日200日目付近からずっと上昇基調でした。
だいたい5月中に下落し、11月からずっと上昇していたことになります。
当然ながら株価は、外部要因の影響(雇用統計や長期金利などいろいろ)で上がったり下がったりするものです。景気の良い指標が出れば上昇が続くでしょう。また、大きな「買い」が入って1日で10%上昇した際には、次の日は下落したり。
急激な上昇から下落が続き、もとの株価に収まるまでが1セットだと考えると、日次成績をバラバラに組み替えることで、急激な上昇が2回続くようなあまり再現性のないパターンが現れてしまうかも。
が、S&P500に関しては、それほど大きく上下動しないのでこの問題は無視することにしました。笑
ではでは、
2019年日次成績をシャッフルした場合、チャートはどうなるのか!?
5回シャッフルしてみました!





1年後にたどり着く株価は結局同じ、ということは?
いかがでしょうか?
どのような経路を辿っても、100→200〜220に収まるようです。
上昇相場でSPXLはS&P500を突き放すように伸び、逆に下落相場では急降下してしまいました。
S&P500が100→130と30%上昇したのに対して、SPXLは3倍レバレッジということで90%の上昇となるのではありません。むしろ上昇相場では3倍以上の成果となります。
例えば、3営業日で10%、9%、8%の上昇となった場合、100からスタートした株価は3営業日後それぞれこのような値になるからです。
- S&P500:100 x 1.1 x 1.09 x 1.08 = 129.492
- SPXL :100 x 1.3 x 1.27 x 1.24 = 204.724
どんなに上昇率の組み合わせ方を変えたところで、1年後の結果にほとんど変わりはありませんでした。これは1年単位で切り取ろうが、10年単位で切り取ろうが同じことです。
つまり、S&P500が長期的に上昇していくと世界中で信じられていて、実際にそう推移した場合、S&P500のレバレッジETFであるSPXLは、基準となるS&P500を上回ることになるでしょう。
しかも、確実に、より大きく、上昇するということです。
考察はまだまだ続きます。
次回は下落相場を見てみましょう!


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