う〜ん…
将来業績が伸びる企業ってどこにあるんだろう…
そんなん判るわけないやん。
でもさぁ、安定した企業に投資するのが一番賢い戦略だって言われるけど、
将来的にも安定感が続くのかどうかって難しくない?
せやなぁ。財務諸表は過去の歴史を表すものやし。
コロナショックみたいな例もあり得るしな。
強いて言うなら、経営計画を読んだらええんちゃう?
経営計画?
僕が働く会社でも最近策定してたような…。
業績とは関係ないんじゃないの?
少なくともこれまでの経営計画を実行できている企業なら、
今後も継続できるパワーのある企業だってことがわかるやん。
ビジョンがない企業に未来はないで。
そっか、先手先手でどんどん施策を打てる企業がいいのかもね!
と言うことで、企業分析の新しい視点に関する記事を発見しました。中期経営計画を見よ!ということらしいです。
ご存知とは思いますが、バランスシートや損益計算書などの財務データは過去の実績を表すものですよね。そこから企業の成長に対する方針を測ることができます。自社株買いに対する積極性、配当性向、セグメント別の成長率、設備投資…色々ありますよね。
しかし、将来長期にわたって利益を積んでいけるビジネスかどうかは、外部環境の変化に大きく左右されることでしょう。コロナショックではK字回復と言われたように、業績を伸ばした企業、業績を落とした企業、新しいビジネスチャンスを創出した企業、明暗が分かれました。私が所属する鉄道会社は業績を大きく落とし、今後のビジネスモデルを再定義する必要に迫られました。
外食産業が業績を落とす中、マクドナルドやくら寿司は業績を伸ばしました。理由は、コロナ以前から徐々に展開していたデリバリーやアプリを駆使したオーダーシステムなどの積極的に投資していた新業態が、三密回避の生活スタイルにマッチしたためです。
業績を伸ばしたのは偶然、と言われればその通りですが、企業が資本主義を生き抜く上では万事休すの状態になる前にリスクヘッジをしておくことが大切な気がします。着実に新業態を展開していたマクドナルドやくら寿司は、今後も外部環境の急激な変化に対応するパワーがあり、投資すべき対象なのかなと思いました。
当時高い技術力を持ったKodakやIBMでさえ、ディスラプターによって衰退してきた歴史があるので、今安泰だと言われている企業でさえ、長期的に栄華が続かないかもしれません。変革できる企業が強いのです。
将来伸びる企業を探す際には、足元の業績や目先の利益だけを追求している企業ではなく、将来を見据えて中長期の計画をしっかりと立てて、しっかりとコミットをしている企業を探すべきなのかもしれません。
コメント