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北斗の拳に学ぶ格差社会

日記

ひでぶっ!

ケンシロウにやられるキャラは意味不明な言葉を残して、死んでいきます。笑

暴力で人間を支配したことへの当然の報いでしょう。

実は、北斗の拳の終末世界(暴力)と我々が生きている現代社会(お金)には、共通点がありそうです。

私だけが気づいたかもしれません…

テストに出題される超重要キーワード

r(資本収益率) > g(所得や産出の年間増加率)

ピケティの「21世紀の資本」に登場する最重要キーワードが関係しています。

上記の不等式が表しているのは、強き者がどんどん強くなりすべてを支配する世界。すなわち資産を持つものがより資産を増やしていき、貧しいものは貧しいまま…

そんな世界です。

北斗の拳の世界は、核戦争によって法秩序が崩壊した後、暴力による直接的な支配が横行する社会で、もはや暴力以外で制することのできない世界になっている。

21世紀の我々の世界も、暴力ではないにしろほとんど同じだと思うのです。

我々の世界の歴史は、19世紀までのヨーロッパでは金持ちになるためには金持ちと結婚する以外に選択肢はなかった。

しかし、20世紀は2回に及ぶ世界大戦を経て、政治や産業、街など社会資本(富・お金)がボロボロに壊されました。戦後はブルジョワジーもプロレタリアートもみんなゼロからのスタートとなったのです。

戦後は少しずつ社会資本を再構築していき物質的に満たされた時代へと移りました。その過程で価値あるものを創造できた人は企業家として資産を蓄えることに成功し、もはやその資産は消費して減る以上に増えていく一方なのです。

「21世紀の資本」で述べられているのは、19世紀までのヨーロッパと21世紀で貧富の差が広がっており、戦時中(20世紀)に貧富の差が縮まったということでした。

日本では財閥解体として、無限に富を作り出して膨張する大資本家が、軒並みバラバラにされたことは皆さん知っているところかと思います。これがリセットです。

三菱の名のついた企業がいかに多いことか。(三菱の名がなくとも、旧三菱系企業はたくさんいます。日本郵船、AGC、東京海上日動火災保険とかも三菱ですね。)
丸の内に本社を構える企業は三菱グループだと思っていいのではないでしょうか。(雑)

第二次世界大戦後は先進国で一切戦争が無かったため、社会資本が崩壊することもなく、みな一様に富を増やし続けています。

とにかく、幸か不幸か戦争によって蓄えた富を一斉に帳消しできるリセットボタンが備えつけられていたのです。

現代において、リセットは不可能です。

富める者は、悠々と富を肥やしていく。

一方で富を十分保有していない人は、とにかく富を蓄えて資産家に追いつこうとする。追いかけっこに必死になっている。

この流れがFIREムーブメントとして現れているのです。

FIREムーブメントの頂点にいる人は、お金で人を操ることができる。働く必要もない。
つまり、暴力で貧民を統べる権力者ラオウと同じなのです。

果たして貧富の差が広がる資本主義社会で、富裕層を蹴散らす力を持った救世主ケンシロウは登場するのでしょうか?

それは、キャピタルゲイン税を上げる(予定の)バイデン大統領なのか?

参考書籍
Bitly

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