好きなことをやったほうがいい。
これは、よく言われているし、本にもよく書いてあることです。
どうして好きなことをやることがいいことなのか考えてみました。
モチベーション維持
これはわかりやすいでしょう。好きなことなら時間を忘れて取り組める。あたりまえですね。でも、それ以上に大切なことがあります。「お金のために働かないこと」です。ヒトはお金を報酬としてもらうことになれると、無報酬となったときに一気にやる気が起きないそうです。パズルの実験が証明しています(出典はわかりません)。2グループの被験者がそれぞれパズルを解きますが、一方は解けると報酬が与えられ、逆にもう一方は無報酬でした。報酬が与えられていたグループは、突然無報酬となるとパズルを解くことをやめてしまったそうですが、元々無報酬だったグループはパズルを解くことを楽しんでいたそうです。
これ、お金に関わらず、報酬がなくなることによるショックが原因かと思いますが、報酬を目的にして労働してはいけないんじゃないかと考えさせられました。報酬しか見えてないって、なんだかエサを求めて芸をする動物みたいですね。いずれは、報酬を得るためにあの手この手を使って報酬を追い求めていくんでしょうね。最悪の場合、卑怯なことも辞さなくなる。
無報酬だったヒトがパズルを続けたのはなんだかわかる気がします。パズルを解くことに集中していたら、楽しくなるんでしょうね。「ここはこういう仕組みだからこうしてみたらどう?」とか、議論が活発になるような気がします。
派生する
これは、自身の経験からの考えです。
自分が所属していたウインドサーフィン部でのこと。
初めは、自分が上手くなることを考えて、練習方法だったり、道具のセッティングだったりを、試行錯誤を重ねていっていました。結果が伴ってくると、どんどん楽しくなっていってさらに夢中になるんです。すると、自分自身のことだけでは飽き足らず、どんどん別の考えが浮かんできます。
「チームを強くしていきたい」、「みんなが満足できる組織を作りたい」とかね。そうなってくると、マネジメントとか組織論とか、教育の分野。
・目標達成に向けてリーダーが明確に方向性を打ち出して…
・ひとは組織内での役割を実感するとモチベーションがあがるのか…
あれ、最初はただウインドサーフィンが楽しかっただけなのに、気がついたらなんでこんなことやってんだ?まあ、おもしろいからいいか。
知らず知らずの間にこんなことになってました。
苦手なことでも好きになっている。
いきなりマーケティングやるとか、経営を学びたいとか、よりも好きなことに夢中になって、どんどんやりたいこと増えていって、そのために必要な知識を学んで…
どこまでも突き進んで。
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